【交通 ✕ 指標】地域での取組へ(広島編)

DFJ summit 2016での「交通 ✕ 指標」のセッションから新しい展開へつながりました。広島を舞台にしたバス会社への認知症サポーター養成講座に活用されました。詳細はDFJIの岡田さんによる報告をご覧ください。

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DFJS2016にも来てくださった東広島の 牛尾容子さんが、地域のバス会社である芸陽バスの幹部社員の方を対象とした認知症サポーター講座をされるとのことでしたので、DFJI交通プロジェクトのコアメンバーのお一人、 交通エコロジー・モビリティ財団の 松原 淳 (Atsushi Matsubara)さんと一緒に見学をさせていただきました。

DFJI交通プロジェクトのもう一人のコアメンバーの 前田 亮一 (Ryouichi Maeda)さんからは、DFJS2016での交通プロジェクトのワークショップ「認知症にやさしいバス会社の指標」で出てきたアイディアが牛尾さんに送られています。

芸陽バスの安全統括管理をされている役員の方、営業部管理指導課の課長さんともお話をさせていただきました。役員の方の思いも伝わってきました。そして何より、研修の最後に課長さんが言われていた「何をするのかではなく、何が出来るのかを考えていきたい」という言葉がとても前向きで印象的でした。東広島のバス会社・行政、そして牛尾さんのような現場のみなさんがきちんと連携しようとしている様子に強い印象を受けました。

もちろん、いろいろな現場の課題はあるかもしれません。けれども、「認知症にやさしいバス」に向けた地域に根差した新しい取り組みが、東広島からはじまる兆しに立ち会わせていただいたように感じた見学でした。【記:岡田】