【DFJ summit 2016】交通 × 指標プロジェクトのワークショプを実施しました

2016年9月4日のDFJ summit 2016にてDFJIの2つのプロジェクト(交通と指標)のコラボレーションによるワークショップを開催しました。

以下は交通プロジェクトの前田さんによる報告です。ぜひご一読ください。

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DFJS報告 「認知症にやさしいバス(交通)の指標づくりワークショップ」

現在の社会は当事者の外出にネガティブな風潮がみられています。
一方、当事者の方からは外出時の困りごとや不安の訴えが多く聞かれています。
今回は当事者が交通機関を利用して安心して外出できるためのアイデアを「指標づくり」を通して考えていきました。

今回の企画はDFJIの交通プロジェクトと指標づくりプロジェクトのコラボという形で行われ、指標づくりPJの河野禎之さん(筑波大)の司会によりすすめられました。企業、医療・福祉、大学・研究、メディアなど様々な職種の方が約60名の方が参加しています。

今回の想定は自宅からバスにのって目的地まで安心して出かけられること。ワークは第一段階として、まず困りごとの軸を発見することから話し合いました。次にその軸に対して、認知症にやさしい解決策を段階付けて指標化をしていきます。

「行き先がわかりやすいバス」「正しいバスに乗ることができる」「ひととのつながりがあるバス」など写真のような様々な視点での多様な指標が完成しました。

認知症にやさしいバスのあり方が話し合われたのははじめてではないでしょうか。交通プロジェクトでは今回の指標を基にバージョンアップをしていこうと考えています。
バスだけでなく、電車やタクシーの指標づくりや認知症サポーター養成講座などでの共創ツールとしての利用などのご意見もいただいています。

「わが町ではこのような取組みを行っている。」「このような軸やアイデアはどうか」などご意見やご協力頂ける方は以下までご連絡を願いいたします。